日本茶(緑茶)ってどんなお茶

日本茶や緑茶といった場合、おおむね煎茶のことを言います。上級煎茶(1番茶)ほどビタミン、ミネラルが多く含まれています。

 

日本茶 日本で製造した茶、煎茶・番茶・ほうじ茶・玄米茶・抹茶・玉露などです。
緑 茶 おおむね「ほうじ茶」以外の日本茶です。
煎 茶 新芽の柔らかい部分を摘んで作った茶が煎茶です。
味や香りもさることながらアミノ酸などの有効成分も多く含みます。収穫した時期により、お茶の品質(味や香り)や価格が異なります。
深むし茶 煎茶の製造工程は、生のお茶の葉を蒸してから、揉み乾燥させ、仕上げ行の行程で、茎・芽・粉を取り除き煎茶を作ります。蒸す行程で、より蒸したお茶を深むし茶と呼びます。(蒸す時間90秒以上)煎茶は蒸す時間が短いので形状は良いです。
深むし茶は蒸す時間が長いので細かい形状ですが、コクがありソフトな甘味があります。
番 茶 番茶は、新芽を摘み取ったあとの、古い葉の部分で作ったお茶です。(晩茶とも書きます)
玄米茶 煎茶に玄米をブレンドしたお茶です。
ほうじ茶 番茶や茎茶を炒ったお茶です。
茎茶(棒茶) 煎茶・深蒸し茶の仕上げの行程で、茎・芽・粉を取り除きますが、茎の部分が茎茶です。
芽 茶 煎茶・深蒸し茶の仕上げの行程で、茎・芽・粉を取り除きますが、芽の部分が芽茶です。
粉 茶 煎茶・深蒸し茶の仕上げの行程で、茎・芽・粉を取り除きますが、粉の部分が粉茶です。
粉末茶 粉末茶は、煎茶を細かく挽いたものです。粉末茶はそのまま飲めます。
抹 茶 てん茶を石臼などで粉にしたお茶です。碾茶(てんちゃ)
新芽のころに覆いをして栽培した茶葉を、蒸しただけで揉まないでつくったお茶です。 

 

  

缶入りやペットボトルのお茶も効用は同じでしょうか

基本的にお茶の効用は変わりませんが、缶入りやペットボトルのお茶に使用している茶葉の量は、湯量に対して1%以下です。したがって、急須で入れたお茶の方がより効用があります。

 

ティーパックのお茶はどうでしょうか

ティーパックのお茶は、煎茶を細かくきざんだお茶や粉茶を原料に作られているので、お茶とティーパックのお茶の効用はそれほど変わりません。

ただし、ティーパック1袋の茶の量は1.5gが標準なので、急須で入れるお茶とくらべるとちょっと茶の量が少ないかもしれません。

 

お茶は何煎目まで飲めるの

ほとんどの緑茶の有効成分は2煎目までに出てしまいます。たとえばカフェイン・ビタミンC・テアニンなどは、1煎目で60%以上が、2煎目で15%が出てしまいます。ですから3煎目以降のお茶は、おいしくないばかりか、ほとんど有効成分がないということです。

 

安いお茶と高いお茶とどこが違うの

八十八夜の頃の茶がおいしいわけは、一芯二葉といって2枚の若葉のついた新芽の先端だけを摘んでつくります。この頃摘んだ茶の葉はその新鮮な柔らかさといい、最上級の茶を生み出します。
成長が進むと一芯三葉といってもう少し成育した葉も摘むようになります。収穫量も増え価格も安定してきますが葉はだんだん硬くなってきます。

茶の木は、葉を摘んでもまた新たに新芽が伸びてきます。そのため茶の葉は同じお茶の木から年2~4回収穫できます。
その年の始めて摘んだ(八十八夜前後)お茶を一番茶、夏に摘んだお茶を二番茶、以降三番茶~秋冬番茶と呼びます。

葉は気温が上がり日差しが強くなると硬くなってきます。そのためあとの時期に摘んだ茶ほど味や香りが低下し、価格も安くなります。

上級煎茶(1番茶)ほどカテキンなどの有効成分が多く含まれています。

 

新茶ってなあに

その年の始めて摘んだ(八十八夜前後)お茶を一番茶、新茶と呼びます。

また、新茶は旬の香りを活かすように、仕上げの火入れを弱く入れます。同じ一番茶でも年間販売するお茶は、しっかり火入れをし味や香りを引き立たせます。

 

さてどこで買うのがいいのでしょう

もちろん茶専門店で買うのが1番です。

品質管理・お茶の産地・滋味・香気・水色・形状等々あらゆる面で吟味したお茶を販売しているのは、専門店ならではです。