一服碗(いっぷくわん) 2月梅

京焼・清水焼  一服碗 梅

千二百年の歴史に培われた美意識の精神に支えられて開花した京焼・清水焼。その始まりは茶の湯が盛んになった桃山時代である。やがて江戸時代初期に、野々村仁清・尾形乾山など才能豊かな名工たちが、時の公家や政治宗教権力者達の応援を受け、また優れた茶人の求めに応じて洗練された高い想像力の焼き物を作り出してきました。そして、その創意工夫 雅の世界が現代も脈々と活き続け、今もしっかりと受け継ぎながら常に時代の感覚にあった焼き物を造りだしています。

京焼・清水焼冊子より